「このカード、角に白かけがあるけどPSAに出して大丈夫?」
「どの程度までなら許容されるの?」
「PSA10と9の境界線が知りたい」
PSA鑑定に出す前、多くの人が最も気にするのが白かけの有無です。
とくに高額カードほど、PSA10とPSA9の価格差は非常に大きく、
「出すかどうか」の判断を左右する重要なポイントになります。
しかし、白かけといっても
- どの部位にあるのか
- どの程度の大きさなのか
- どういう原因でできたものなのか
によって、評価は大きく変わります。
本記事では、
- PSA鑑定における白かけの定義
- PSA公式基準における扱い
- 部位別の評価ポイント
- PSA10を狙える許容ライン
- 鑑定前セルフチェック方法
- 出すべきかどうかの判断基準
まで、実践的に分かりやすく解説します。
そもそもPSA鑑定における「白かけ」とは?
まず、PSA鑑定でいう「白かけ」とは、カードのエッジや角に生じた紙の露出部分のことを指します。
通常、ポケモンカードは表面・裏面ともに印刷された層で覆われていますが、
摩耗や衝撃によってその層が削れると、中の白い紙が露出します。
これが「白かけ」です。
白かけの主な種類
白かけには大きく分けて3種類あります。
① コーナー白かけ(角)
カードの四隅にできる白かけ。
最も評価に影響しやすい部位です。
② エッジ白かけ(側面)
カードの側面にできる線状の白かけ。
スレと混同されやすい部分です。
③ 裁断ムラ・初期傷
製造時の裁断による微細な毛羽立ちや点状の白点。
「使用による劣化」とは異なる扱いになることがあります。
なぜ白かけは評価に影響するのか?
PSA鑑定は「カードの保存状態」を数値化するサービスです。
白かけは、
- 摩耗
- 使用感
- 保管状態の悪さ
を最も分かりやすく示す要素のひとつです。
そのため、白かけの有無はグレードに直結します。
PSA公式評価基準における白かけの扱い
PSAは公式にグレードごとの評価基準を公開しています。
その中で白かけは「Corners(角)」と「Edges(側面)」の評価項目に含まれています。
PSA10(Gem Mint)の白かけ基準
PSA10は最高評価です。
公式定義では、
ほぼ完璧な状態で、極めて軽微な初期欠陥のみが許容される
とされています。
つまり、
- 肉眼ではほぼ分からない
- ルーペで見てようやく分かる
- 裁断由来の極小点
といったレベルであれば、PSA10になる可能性があります。
PSA9(Mint)の白かけ基準
PSA9は、
- 小さな白かけ
- 軽微な摩耗
- 目視で確認できるレベルの欠点
が許容されます。
肉眼で「白かけがある」と分かる場合は、基本的にPSA9止まりになることが多いです。
PSA8以下になる白かけ
以下のような状態はPSA8以下になる可能性が高くなります。
- 角が削れて丸くなっている
- 複数箇所に白かけがある
- エッジが広範囲に摩耗している
部位別|白かけの評価基準
角(コーナー)の白かけ基準
PSA鑑定で最も重視されるのが角の状態です。
チェックされるポイントは以下の通りです。
- 角が鋭く残っているか
- 丸まっていないか
- 欠けていないか
角は落下や圧迫で簡単にダメージを受けるため、
コーナーの状態はカードの「扱われ方」を判断する重要指標になります。
肉眼で白く見える角欠けは、ほぼ確実にPSA9以下になります。
エッジ(側面)の白かけ基準
エッジ部分はスレとの区別が重要です。
- 線状に白くなっている → 摩耗
- 点状に白い → 裁断ムラの可能性
広範囲に白くなっている場合は減点対象になります。
裏面の白かけ基準
意外と見落とされがちですが、
裏面の白かけは表面よりも厳しく評価される傾向があります。
理由は、
- 裏面は単色に近く白かけが目立ちやすい
- 保存状態の影響が分かりやすい
ためです。
裏面の角・フチは必ず確認しましょう。
PSA10を狙える白かけの許容範囲
許容されやすい白かけの例
以下のような白かけは、PSA10が付くケースもあります。
- ルーペで見て分かる程度の極小点
- 裁断時の毛羽立ち
- 印刷層の微細な欠け
これらは「初期傷」と判断される可能性があります。
許容されにくい白かけの例
以下はPSA9以下になる可能性が高いです。
- 肉眼で見える白点
- 角の削れ
- エッジの線状摩耗
- 表裏両面に複数箇所の白かけ
鑑定前セルフチェック方法
PSAに出す前に、必ずセルフチェックを行いましょう。
光チェック
LEDライトやスマホのライトを使い、
- 斜めから照らす
- 角度を変えて照らす
ことで、白かけやスレが浮き出てきます。
ルーペチェック
10倍ルーペがおすすめです。
- 角の毛羽立ち
- エッジの削れ
- 極小欠け
を確認できます。
スマホ撮影チェック
高解像度で撮影し、拡大して確認します。
肉眼で見えない傷が見つかることもあります。
白かけ以外にも見られる重要評価項目
センタリング
PSA10基準は、
- 表面:55:45以内
- 裏面:60:40以内
とされています。
ズレが大きいと白かけがなくてもPSA9になります。
表面スレ・線傷
光に当てて、
- 横線
- 縦線
- 指紋跡
がないか確認しましょう。
反り・歪み
湿度管理が悪いとカードが反ることがあります。
強い反りは減点対象になることがあります。
白かけがあるカードは出すべきか?
PSA10狙いで出す判断基準
- カード相場が高額
- PSA10と9の価格差が大きい
- 9でも十分価値がある
この条件に当てはまるなら「ワンチャン10狙い」で出す価値があります。
PSA9前提で出す判断
- 明確な白かけがある
- 10は厳しそう
- 9でも利益が出る
この場合はPSA9前提で戦略を立てる方が安全です。
よくある質問(FAQ)
白かけ1点でも10は無理?
いいえ。
極小点レベルなら10の可能性はあります。
裏面の白かけは致命的?
目立つ場合はかなり厳しいです。
裏面は特に評価が厳しくなります。
裁断ムラは減点される?
軽微な裁断ムラは許容されることがあります。
まとめ|PSA鑑定の白かけ基準は「目視レベル」が境界線
PSA鑑定における白かけ評価の最大のポイントは、
「肉眼で見えるかどうか」
です。
- ルーペでやっと分かる → PSA10圏内
- 肉眼で明確に見える → PSA9以下
角と裏面は特に重要な評価ポイントになります。
出す前にしっかりセルフチェックを行い、カードのポテンシャルを見極めてから提出しましょう。
正しい判断ができれば、あなたのカードは「ただのカード」から「資産」へと進化します。
コメントを残す