「このカード、角にちょっと白かけがあるけどPSA10取れるかな…?」
「PSA9になるか10になるかの境界線が分からない」
「出す前に判断できる基準が知りたい」
PSA鑑定に出す人の多くが、一番気にするポイントが「白かけ」です。
特に高額カードほど、PSA9とPSA10の価格差は数万円〜数十万円になることも珍しくありません。
結論から言うと、
白かけがあってもPSA10が取れるケースは存在します。
しかし、それには明確な「許容ライン」があります。
本記事では、
- PSA10の正式な評価基準
- 白かけがあっても10を取れるケース
- 10を落とす白かけの特徴
- 鑑定前に必ずやるべきセルフチェック
- 出すべきか見送るべきかの判断基準
まで、実践的に分かりやすく解説します。
そもそもPSA10の評価基準とは?
まず前提として、PSA10(Gem Mint)の評価基準を理解しておく必要があります。
PSA公式が定義するPSA10の条件は以下の通りです。
- 表面・裏面ともにほぼ完璧な状態
- 傷・スレ・白かけがほぼ認識できない
- センタリングが基準内
- 印刷欠陥がほぼない
ただしPSAは「機械判定」ではなく、最終的には人の目で判断されます。
そのため「完全無欠でなければ10が取れない」というわけではなく、
極めて軽微な初期傷レベルであれば10判定になることもあります。
PSA10とPSA9の違いはどこで決まる?
PSA9(Mint)は、
- 小さな白かけ
- 軽微なスレ
- わずかな裁断ズレ
などが認められるグレードです。
PSA10との最大の違いは、
**「肉眼で分かるかどうか」**という点です。
- 肉眼でほぼ見えない → PSA10の可能性あり
- 肉眼ではっきり見える → PSA9止まりの可能性大
これが非常に重要な判断基準になります。
白かけがあってもPSA10は取れるの?
結論:軽微な白かけなら10の可能性はある
実際の鑑定結果を見ると、以下のような白かけでPSA10が付いているケースは珍しくありません。
- ルーペで見てようやく分かるレベル
- 斜めから光を当てないと見えない
- 点状の極小白点が1つあるだけ
こうした「製造時の裁断ムラ」「初期傷レベル」であれば、
PSA10が付く可能性は十分にあります。
PSA10が取れない白かけの例
一方で、以下のような白かけがあるとPSA10はほぼ無理です。
- 肉眼ではっきり見える白点
- 角が削れているような欠け
- エッジがザラついている
- 線状に白くなっている
これらは保管や使用による摩耗と判断され、PSA9以下になる可能性が高くなります。
PSA鑑定で見られる白かけの評価ポイント
PSAはカード全体をチェックしますが、特に白かけは以下の部位を重点的に見られます。
角(コーナー)の白かけ
最も重要なチェックポイントです。
カードは角から劣化しやすいため、
コーナーの状態はグレード評価に大きく影響します。
- 角が鋭く残っているか
- 丸まっていないか
- 欠けていないか
この3点が特に重要です。
エッジ部分の白かけ
カード側面の白かけも厳しく見られます。
- スレなのか
- 欠けなのか
- 印刷ムラなのか
光に当てると判断されやすいため、必ずチェックが必要です。
裏面の白かけ
意外と見落とされがちですが、裏面の白かけは表面よりも厳しく評価されます。
理由は、
- 裏面は無地に近く目立ちやすい
- 劣化が分かりやすい
からです。
裏面の角やフチは必ず確認しましょう。
PSA10を狙える白かけの許容範囲
許容されやすい白かけ
以下のようなものは、PSA10が付く可能性があります。
- 裁断時の微細な毛羽立ち
- 印刷ムラ由来の点
- 工場出荷時からの初期傷
これらは「使用による劣化ではない」と判断されることがあります。
許容されにくい白かけ
以下はPSA9以下になる可能性が高いです。
- スリーブ未使用での保管による摩耗
- 落下や圧迫による角潰れ
- デッキ使用によるエッジ摩耗
これらは明確な「使用痕」と判断されます。
鑑定前セルフチェック方法
PSAに出す前に、必ず以下のチェックを行いましょう。
光の当て方チェック
LEDライトやスマホのライトを使い、
- 斜めから照らす
- 角度を変えて照らす
ことで白かけやスレが浮き出てきます。
ルーペチェック
10倍ルーペがおすすめです。
- 角の繊維の飛び出し
- エッジの毛羽立ち
- 微細な欠け
を確認します。
スマホ撮影チェック
高解像度で撮影し、拡大して確認します。
肉眼で見えない傷も、写真でははっきり見えることがあります。
白かけ以外にも見られる重要評価項目
センタリング
PSA10の基準は、
- 表面:55:45以内
- 裏面:60:40以内
とされています。
ズレが大きいと、白かけがなくてもPSA9になります。
表面スレ・線傷
光に当てて、
- 横線
- 縦線
- 指紋跡
がないか必ず確認しましょう。
反り・歪み
湿度管理が悪いとカードが反ることがあります。
反りが強い場合は評価に影響することがあります。
白かけがあるカードは出すべきか?
PSA10狙いで出すべきケース
- カード相場が高額
- PSA10と9の価格差が大きい
- 9でも十分な価値がある
この場合は「ワンチャン10狙い」で出す価値があります。
PSA9前提で出す判断
- 10を狙うには厳しい白かけ
- 9でも十分な利益が出る
この場合は無理に10狙いをせず、9前提で戦略を立てる方が安全です。
よくある質問(FAQ)
白かけが1点でもあったら10は無理?
いいえ。
極小点レベルなら10の可能性はあります。
裏面の白かけは致命的?
目立つ場合はかなり厳しいです。
裏面は特に評価が厳しくなります。
印刷ムラは減点される?
軽微な印刷ムラは許容されることがあります。
まとめ|PSA10の境界線は「肉眼で分かるかどうか」
PSA鑑定で白かけがあっても、
- ルーペでやっと分かる
- 光に当てないと見えない
- 点レベルの極小傷
であれば、PSA10が取れる可能性は十分にあります。
しかし、
- 肉眼で明確に見える
- 角が欠けている
- エッジが削れている
こうした白かけはPSA9以下になる可能性が高くなります。
PSA10とPSA9の境界線は、
**「鑑定士が肉眼でどう見えるか」**です。
出す前にしっかりセルフチェックを行い、戦略的にPSA鑑定と向き合いましょう。
正しい判断ができれば、あなたのカードは「ただのカード」から「資産」へと変わります。
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